【レース当日】初心者が知っておくべきマラソン大会当日の流れ

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【レース当日】初心者が知っておくべきマラソン大会当日の流れ

2017.02.14(最終更新:2023.08.22)

マラソン大会の本番は、いつもと違ってそわそわしてしまうかもしれません。慌てずに普段通りの力を出せるように、当日のシミュレーションをして心の準備をしましょう。

 

目次

  1. スタートの2時間前には会場入りすること
  2. 途中エネルギー切れにならないように食事をする
  3. レース後の帰路と体のケア
  4. 大会当日の豆知識
  5. まとめ

 

スタートの2時間前には会場入りすること

会場にはスタートの2時間前に着くことをおススメします。最寄り駅の到着時間ではなく会場到着が2時間前です。
「ちょっと早くない?」と思われるかもしれませんが、2時間はあっという間に過ぎてしまいます。

 

【2時間前】会場到着、受付、着替え、食事や水分補給

大会当日は、大変な混雑が予想されます。ランナー専用の駐車場は無いことが多く、公共機関などの遅延も想定されます。
レース会場には数千人・数万人の人が集まっています。友人やチームメイトとの待ち合わせもなかなかスムーズにいかないこともあるので2時間前には会場に到着するようにしましょう。
また、受付や着替えで並ぶことも珍しくないので、受付→着替え→食事などの準備をするだけでも1時間はすぐに経過します。



 

【1時間前】トイレ、荷物預け、ウォーミングアップ

レース会場のトイレは当然混みます。レースが始まると数時間はトイレに行けないので出場者全員が並ぶものと想定しておくと良いでしょう。
レース会場には荷物預けサービスがあります。専用袋への荷詰め、自分のエントリーナンバーの記載、利用料金の支払いなどをする必要があります。
ウォーミングアップは、身体を温める程度の軽いものにし、スタート位置を確認しておくと良いかもしれません。

 

【30分前】スタートラインに並び始める

スタート位置は過去の実績タイムを目安にスタート位置が設定されています。自分の実力に合わない位置からスタートするとペースの乱れや転倒などの恐れがあるので所定のスタート位置を守りましょう。

 

スタート前のポイント!

受付、トイレ、荷物預かり、着替えのテントなどそのほとんどが仮設で、数に限りがあります。そのため、スタート前は“予想以上に並ぶ”ものです。会場到着時間をスタートの2時間前とし、最寄り駅までのアクセス、駅から会場までの道のりなど逆算して行動することをオススメします。

 

 

途中エネルギー切れにならないように食事をする

いつ食事をすればいいの?

ランナーあるあるの中でいつも上位に入るのが「レース当日は、いつ食事をすればいいの?」という疑問です。フルマラソンの場合、レースでの消費カロリーは2,000〜3,000kcalと言われます。これは体重や走力などにより個人差がありますが成人男性の1日の消費カロリー以上です。 通常の食生活のリズムでレースにのぞむと途中でガス欠になることが考えられます。

「スタートの何時間前まで食べていい」という基準ではなく、「想定するゴールタイムから逆算して食事をする」という考え方があります。
食事はすぐに活動エネルギーに変わるわけではありませんので、ゴールまでのエネルギー消費を考慮して大会にのぞんでみてはいかがでしょうか。レース中の給水所の補給も考慮しながら、適切に摂取したいですね。

 

レース直前はどんなものを食べたら良いの?

マラソンのような長距離走は脂肪を燃焼させる有酸素運動です。その脂肪を燃やす着火剤の役目を担うのが糖質です。おにぎり、羊羹、ゼリー類、バナナなどがよく食べられています。食物繊維は便意を促進すると言われるので、レース前は控えた方が良いでしょう。

レース中に給水所以外でエネルギー補給がしたい人はゼリーなどの補給食を用意しましょう。20km地点、30km地点など一定距離ごとに補給をすることでエネルギー切れを防げます。 レース会場内のブースで販売していることもあるので、忘れてしまった時はチェックしてみてください。

 

 

レース後の帰路と体のケア

意外と見落としがちなのが走った後のことです。帰りの着替えはもちろん、足が動かずにロボットのような状態で公共交通機関までたどり着くのも一苦労です。また体を限界まで酷使した後、回復を図るための体のケアについても理解しておきましょう。

 

着替え

汗冷え防止の意味でもレース後は早めに着替えたいところです。
ですが、気力体力ともにバテバテの状態での着替えは思ったよりも大変です。簡単に着替えられる服を用意しておくことをオススメします。

 

交通手段やルート

ゴール後、足が動かずにロボットのような歩きの人をよく見かけます。「会場からの帰りが一番しんどかった」という声を聞くほどです。シャトルバスがあるのか、最寄り駅までどれくらいか、など事前に調べておきたい情報です。

 

参加賞や忘れ物

フィニッシュラインをまたいでから荷物を受け取るまでの流れがマニュアル化されている大会がほとんどありません。 完走証やメダル、参加賞などエントリー費に含まれる大会側からの提供物は指定ブースに行ってしっかり受け取りましょう。

 

体のケア

マラソンを走った後は体の様々な箇所が炎症をおこしています。気になる患部はしつこいぐらいにアイシングをしてください。
また筋肉がダメージを受けているので、直後は強いストレッチやマッサージはしないでおきましょう。
マラソン後の2週間は養生期間です。マラソンのような過度な運動をした場合、体はダメージの回復を優先させるため免疫力が低下します。風邪など引かないように注意しましょう。

 

 

マラソン大会当日の豆知識

 

UVケア

女性であればUVケアは必須。夏のジリジリと強い日差しと違い穏やかな冬の日差しは、「ちょっとなら平気かな」と最小限のケアに抑えたくなります。しかし、露出する部分にはしっかりと日焼け止めを。そして冬は肌が乾燥しやすい季節です。肌が乾燥すると紫外線の影響を受けやすくな流ので注意しましょう。また保湿ケアも忘れずに。

 

携帯電話の充電器

今や生活に欠かせないのが携帯電話です。スタート前に待ち合わせに、レース中のアプリ使用や写真、終わった後も含めて終日使い続ける人も少なくありません。会場に電源はありませんので、携帯電話の充電器は必須アイテムとして準備しておきましょう。

 

貴重品対策

貴重品対策として、お財布を持っていかないという人もいます。荷物預かりをしてくれる大会は多いですが、貴重品に関しては自己責任が基本です。ジップロックのような簡易的なものを用意し、電子マネーをチャージしておき、なるべく現金を持ち歩かないようにするなど、荷物を多くしないスマートな解決方法を見つけると良いでしょう。

 

 

まとめ

レース当日の会場は大変混み合います。そして予想以上にやることがたくさんあります。友人やチームメイトとの合流がうまくいかずに時間ばかりが過ぎてしまうこともあるでしょう。当日の交通機関が乱れる可能性もあります。当日にイライラしないよう、早め早めに行動しましょう!
シミュレーションをしっかりして大会を楽しんでください!