みなさまこんにちは!
酷暑が続いており、朝6時でも走るのが辛い季節となりました。
ランニングをする中で、夏だからこそ楽しい瞬間を見つけながら走っていきたいものですね!
さて、今回はBROOKSスタッフレース奮闘記回です!
7月14日(日) 長野県 野沢温泉村にて行われた「The4100Dマウンテントレイルin野沢温泉」の37kmの部に出走してきましたので、レースレポをご紹介いたします!
トレイルランニングの大会の雰囲気やトレランシューズ、ギアについても参考にしていただけたら幸いです!
前日受付~ゼッケン引き換え~
東京から車で片道4時間。
正午に到着し、まずはゼッケンを引き換えるために野沢温泉スパリーナにて受付。
大会によってはハガキが事前に送付されて、受付時にゼッケンと引き換えという場合もありますが、野沢温泉はハガキはなく各自プリントアウトした参加承諾書のみを持参し会場へ行く形でした。
ここでレースの必携品チェック等も行われる大会もあるので、各大会の要項を隈なく読んでおくことが大切です!
会場内にブースも出展されていて、レースに必要なものを仮に忘れてしまっても現地調達が出来るのも安心ポイント。
ここで、自分が知らなかったランニングギアが知れたり、直接メーカーさんとお話が出来ることで思いが伝わりやすい所もレースの前日受付の良い所です。
リラックスするためにも観光も楽しんで
レース前ガチガチに緊張してしまうと思うように身体が動かせなくなってしまうので、いつも通り過ごします。
野沢温泉村は13の外湯がある温泉街にもなっているため、温泉とグルメを楽しみにエントリーするランナーさんも多い大会です。
仲間と何人かで来られている方も多くいました!
風情ある街並みを散策しているだけで心が落ち着きます~。
「野沢温泉 外湯 熊の手洗場」
宿泊した宿の隣にあった外湯を利用。
熊の手洗場は43度ほどの温度で入りやすい温泉と有名で硫黄の香りも気持ちよく癒されました。レース前日に最高な贅沢です。
お気に入りのカフェ「Haus St.Anton(ハウスサンアントン)」でジェラート。
アンズアールグレイ×ゴールデンピーチをチョイス。
木島平村の中沢牧場の生乳とハウスアンサントンで作られている美味しいジャムを組み合わせた野沢温泉だからこそ食べられるオススメジェラートです。
レース前日は早めに就寝するため、17:30に夕食。
野沢温泉の蕎麦の名店「そば処 大茂ん」にて。お蕎麦はもちろんのこと、舞茸天ぷらもとても美味しかったです!待ち列もできていて大人気でした。
都会の喧騒から離れた穏やかな時間が流れて、とてもレース前日と思えないほどの満喫度。街も空気も気持ち良くてリフレッシュできました。
22:15就寝。
レース当日
5:45起床。
さてここからはスイッチを大きく入れ替えて戦闘モードに入ります。
昨日の観光モードとはまるで別人。このメリハリが大切です。
朝食。
レースがあるため早めに朝食を頂けないか宿の方に相談したところ、前夜におにぎりを用意してくださいました。(涙)感謝でしかないです!
山の中ではなにがあるか分からないのでザックはNATHANのピナクル12Lに装備品を詰めていざ出発!
ジェルや補給食はトライアンドエラーを繰り返しやっと自分に合うメーカーのものが見つかりました。
無添加で余計なものが一切入っていない「おいエナ」はお腹にも優しく、必要なエネルギーがチャージできて最後まで力が残せました。
今後のレースでも愛用確定のスタメンです。みなさんもまずはいろいろと試してみてください!はちみつがお好きな方はおいエナおススメです!
臨場感ある会場に到着!
7:00出発。7:10会場「オリンピックスポーツパーク」到着。
朝の時点では暑くなく曇り。例年野沢はとにかく暑いで有名なのでこの天候は非常に嬉しい。
灼熱にはならなそうでも水はしっかり持っていきました。
水:532ml
おいエナ:532ml
水:400ml(ザックに)
The4100dマウンテントレイルin野沢温泉は会場をスタート後まずは第1セクション24kmのコースを走り、もう一度こちらの会場に戻ってきます。
その後で、第2セクション14kmのコースを走り会場にゴールするトータル37kmのコースなので、こうして私設エイドを立ててドロップバッグを用意するランナーさんも多くいる大会です。
私も、第1セクションを終えてスムーズに給水の交換を行えるようにコースの近くにテントを設営しました。
昨年はこの水交換で無駄な動きを取ってしまってロスタイムだったので今年は反省を活かせました。
8:00 ウォーミングアップ。
体操~Jog含めて30分ほど身体を動かしました。
スタートして初めの5kmが温泉街を走るロードなのでここで良い位置取りが出来るようアップで刺激を入れます。
スタート~第1セクション(24km)
9:00スタート。
太鼓の演奏で会場も盛り上がると同時に緊張感ある空気が流れます。
温泉街では地元の方々からの温かい応援。
走らせていただけることに感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます!」「行ってきまーす!」と声援に応えながら走り抜けます。
ここでも硫黄の香り。前日の温かい温泉を思い出しながら走りました。
温泉街5kmロードを走りようやく林道へ入り山の中へ。
このように沢を渡る箇所がいくつかあり、水の流れる音が心地良い。
ここから先、真面目に走っていたためレース中の写真があまりなく申し訳ありません。。。
ロープに掴まって走る場所、鎖を使って崖を上ったり、四足歩行になりながら上るところも。アドベンチャーなコースでとても楽しかったです!
毛無山山頂 第1エイド到着時で3位。エイドで水500mlを追加補給。
ここで反対側を走る選手とスライドできることから声を掛け合えることで自分も元気が出ます!
このあとの下りで岩がゴロゴロで大騒ぎしながら下りました(汗)
浮石が多く、足を置いた石が動くのです。
「ひゃー!ひゃー!」言いながらリズムを取って下っていると
「元気だね~!」「余裕だね~!」と多くの方に声をかけていただきましたが、黙って走れる方がこれはすごい・・・と私は思います。
走っていて楽しそうに見えたならなによりですね!RunHappy!
ロードでの下りを終えて、無事第1セクション終了。
第1セクション(24km)女子3位通過。
第2セクション(14km)
水:532ml
おいエナ:532ml
スポーツドリンク:350ml(ザックに)
を私設エイドにて追加装備。
上手くペース配分出来ていたのもあり、このまま順位を維持してゴールしたい!といざ第2セクションへ。
ここからは激しい大雨。
名物 小菅神社参道石段。
雨で濡れた土の匂いや木々の香りが心地良くて、きついときこそ視野を広く持って自然を感じました。自然の匂いを感じれるのもトレイルランの好きな所であります。
ここからが急登も続き、まさに37kmの部ラスボスゾーン。
レース前から不調であった腹痛がこの第2セクションで起きてしまい思うように身体が動かせず、小菅神社を上り切ったところで一つ順位を落とし4位に。
残りは下るだけ・・・!
といってもこの大雨で泥滑り状態。
周りのランナーさんも尻もちついてる方がたくさんいました!
どこに足を置いても滑る、滑る・・・!
それと同時にこのレースの後でトレイルの状態が悪くならないかも心配しつつ、お山に対する気持ちを持ちながらなるべく悪化させないように走行。
順位を落としてしまって悔しい気持ちもある中で、今回は無事にとにかくゴールをすることが目標。ケガをしないように安全第一に切り替えました。
一歩一歩の下りの衝撃に耐えながら挽回したいところでしたが、この後の下りでも2つ順位を落としてしまいました。
第2セクション後半はとても辛く悔しい走りになりましたが、無事に会場に帰ってきたときの安堵感と達成感に包まれ笑顔でゴール。
悪天候の中、支えてくださった運営・ボランティアの皆さまに感謝の気持ちでゴールゲートをくぐりました。
~結果~
4時間57分50秒 女子総合6位(年代別1位)という結果!
納得のいく結果ではなかったものの、応援して下さる方や参加されているランナーさんとコミュニケーションをとることで、人としてのあり方や感謝の気持ちを改めて感じる事が出来る大会でした。
今回のように不調な時こそ自分の事で精一杯になってしまうのではなく、視野を広く持って人を大切にすることで人間としても成長し、競技力の向上にも繋がると思います。
今回の結果を踏まえてまた次のレースでは良い結果報告が出来るよう頑張ります!
今回使用したシューズについて
BROOKSのレース用トレランシューズ「Catamount2(カタマウント2)」を使用しました。
元のカラーが分からないくらい泥まみれ。レースの泥んこ祭りで過酷だった様子が伝わりますでしょうか。
こちらで本家のお色はご確認ください。カラーも可愛くてお気に入りです!
カタマウント2はロードシューズのレーシングモデル ハイペリオンシリーズに使われている”DNA FLASH"が搭載されています。
軽量性+クッション性+反発性のあるDNA FLASH素材のおかげでスピードにも対応でき、粘着性のあるTrailTackラバーで滑りにくくしっかりグリップ。
前記したように今回の野沢温泉では「ロードが多い」「林道も多い」コース。
最初の温泉街5kmではがっつりロード。その時にはハイペリオンテンポ
のような顔を見せてくれる事でガンガン攻めることが出来ました。
入りの1kmも下りではありますが3′45″!
この時に感じたのは軽量で足が回しやすいことからカタマウントであることを忘れてしまうような走り心地。
そして山に入っていくとトレランシューズのカタマウントとなり、険しい路面での走行を手助けしてくれるこの二面性を持つ点がカタマウントの好きなポイントです。
その他トレランシューズも優れたモデルが多いのでぜひ参考にしてみてください!
以上、BROOKSスタッフのレース奮闘記でした!
次回は7月26日に開催予定の第77回 富士登山競争 五合目コースに参加してきます!
トレランシューズ?ロードシューズ?どちらで走ったら良いの?と迷う方も多い大会。こちらもまた大会後BROOKS MAGAZINEにてレポートしていきます。
暑い日々が続きますが熱中症に気を付けながら夏のトレーニング共に頑張っていきましょう!
Let's Run There!