笑顔で駆け抜けた いわて銀河ウルトラマラソン~BROOKSスタッフレース奮闘記~

笑顔で駆け抜けた いわて銀河ウルトラマラソン~BROOKSスタッフレース奮闘記~

走り続ける楽しさ、無限大。新登場”GlycerinMAX” 読む 笑顔で駆け抜けた いわて銀河ウルトラマラソン~BROOKSスタッフレース奮闘記~ 2 分 BROOKS ✖️ BOOKMAN コラボナイトラン イベントレポート

みなさんこんにちは!

6月8日(日)「いわて銀河ウルトラマラソン」で初のウルトラマラソンに出場してきました!

結果は、9時間36分27秒 女子総合7位入賞!

目標は10時間切りだったので大幅に目標達成出来て嬉しいです!

今回は前回のグリセリンマックスレビューブログの続きとして、レースで実際に履いてみて分かったこともお伝えしていきますので、どうぞ最後までご覧ください♪

目次

  1. いわて銀河ウルトラマラソン大会概要
  2. レース前日
  3. 装備品と補給について
  4. レース当日
  5. スタート~20km いざ100kmの旅へ
  6. 20km~40km なめとこライン
  7. 40km~60km 人生最長距離の領域へ
  8. 60km~80km 苦しい場面に直面
  9. 80km~ゴール 感動と達成感
  10. ウルトラで使用したシューズについて

いわて銀河ウルトラマラソン

いわて銀河公式HPはこちら

岩手県5つの市町村(北上・金ヶ崎・花巻・西和賀・雫石)を縦断するワンウェイのコース。

この大会の最大の難所と言われている「なめとこライン」。

35km地点~66km地点まで続く長いなめとこラインは、高低差約400mの険しいアップダウンが繰り広げられるコースで、長いトンネルの中も走るのが特徴です。

50km・70km・100kmのカテゴリーがあり、私は100kmに出場してきました。

今回はランニングYouTuberのこわだくんが大会ゲストで「ウルトラマラソン初挑戦ランナーズ」としてご招待いただきました。

マラソン大会のプログラムに掲載されるなんて、夢のようでとても嬉しかったです。

多くの関係者さんにもお世話になったこともあり、しっかり走りで貢献したい思いで100km走らせていただきました!

前日受付~ゼッケン引き換え~

東京から新幹線で2時間ほど乗車し受付会場の最寄り駅である「北上駅」で下車。

夜早く寝なければならないので移動で寝てしまわないように気を付けました。

受付会場は「北上市民武道館」北上駅から徒歩で7分ほどで到着できたので近くて便利です。

ロードレースで名前入りゼッケンは初めてで嬉しかったです♪

会場では試し履きシューズのブースと、岩手県の地酒が振舞われていました。

その地の銘品などが頂けるのも遠征レースの醍醐味ですよね♪

受付の後は元箱根駅伝ランナーでもあるこわだくんランニングイベントのお手伝い。

翌日レースに出場される方だけでなく、レースは出場せずイベントのみの参加の方と半々くらいで30名近くの方が参加。ランニングに役立つ動き作りと軽いランニングで約1時間ほどのセッションが行われました。

それにしても、こわだくんの大人気ぶりがすごかったです!

昨年度100km優勝者の方からコース攻略のお話をいただいたりと、私にとっても学びある時間でみなさんも真剣にお話を聞いていました。

イベントを終えて17:00に夕食。

受付会場から近くにある焼肉屋さん「焼肉 賛美」

明日の長旅に向けてモリモリ食べました~!

とても美味しかったので、来年参加される方はぜひ行ってみてください~♪

岩手といえば冷麺!!冷麺もしっかりペロリ。

エネルギーチャージ完了し、ホテルへ戻り20:00就寝。

~レース装備品と補給について~

シューズ:BROOKS GlycerinMAX(グリセリンマックス)

ザック:NATHAN(ネイサン)PINNACLE PRO(ピナクルプロ)

フラスク:NATHAN(ネイサン)イグソドローソフトフラスク2.0(532ml)

ジェル:FULL SPE(フルスぺ)×10個。(1時間に1つ摂取する計算)

アミノバイタルパーフェクトエネルギーゼリードリンク×2(容量が多い為、お腹がすいた時用)

ザックを背負うか、背負わないか問題で悩む方もいらっしゃると思います。

今回、暑さも予想されていたので補給ジェルとフラスクに水を入れて所持することにしました。足指のトラベルが起きた時の為に絆創膏などの応急処置が出来るセットを所持していたのでザックを装備。

【~摂取したもの~】

結果的に、アミノバイタルゼリー×2個完食。フルスぺ×8個。水の補水4回。

5km毎にある全エイドステーションに立ち寄り、コーラ、オレンジ、ミニおにぎり5つ、お漬物、そうめん、銘菓およねまんじゅう

持参したジェルとエイドステーションを上手く活用!

こまめにエネルギーを摂取できたおかげで枯渇することなく最後まで元気に走ることが出来ました!!

~レース当日~

レースが4:00にスタートのため、1:00起床。

ベッドには早く入ったものの、全く眠りに付けずまずはこの睡眠問題の壁に当たりました。事前にウルトラマラソンに出られる方のブログなどを拝読して覚悟はしていましたが、こんなにも眠れないなんて、、、。

そしてこんな時間に朝ごはんが食べられるわけもなく、朝はお味噌汁とエナジードリンクのみ。

実はウルトラマラソンに向けてパワーをつけるべく、この日までたくさん食べてエネルギーを溜めてきました。逆に身体を絞るようなことはせずむしろ少し増やしたぐらい。

朝ごはんはこれだけでしたが、まったくエネルギーが切れることもなく走れたのは上手く身体を作れたからなのかなぁと思います

2:50 北上駅のホテルを出発し、スタート地点の「北上総合運動公園」まで車で10分。

3:00に会場に着き、まだ外は真っ暗。

フルマラソンの大会とはまた違うウルトラマラソンならではの雰囲気が流れる大会会場。

鍛え抜かれた猛者が揃う雰囲気に圧倒され、初ウルトラの私はこの時点で全ランナーさんに尊敬の気持ちと、レースを走りながら少しでもウルトラマラソンの極意を学ばせていただこうという気持ちでスタートラインに立ちました。

いつもご来店くださるBROOKSユーザーさんに遭遇して元気もらいました!

レースレポート

4:00スタート!!100kmの旅が未知の領域でワクワクな気持ちです!

最初の4kmまでは会場周辺の北上総合運動公園をグルっと周りました。

こんなに朝早くから見送ってくださる方がいてくれてとても嬉しかったです。

スタート〜20km  いざ100kmの旅へ

初めの10km 54分31秒。

10km~20km 55分36秒

早朝に緑溢れるのどかな道を走るのは本当に気持ち良かったです。

周りのランナーさんとも声を掛け合ったり、お話させていただきながらあっという間に10km。

エナジードリンクのせいかここで早くもお手洗いにピットイン。

ここまで一緒に走ってきた仲間は前半攻める作戦のようでここでお別れし、後方から来た仲間とここからは合流。

まだまだ先は長いので、楽しむ事だけを考えて前半は走りました。


他のウルトラマラソンでもよく聞いたことがあるレース中の信号横断。

なんとここで赤信号により一時停止。「おぉ~!これがウルトラマラソンか~!」と赤信号で止まることになぜかテンションが上がりました(笑)

20km〜40km なめとこライン

20km~30km 55分32秒

30km~40km 56分11秒

36kmあたりからいよいよいわて銀河名物の「なめとこライン」へ。

経験者の方から「なめとこラインが本当にヤバイ。」と事前情報を入れていたので、ここでもマイナスな感情よりかは「ついに来たか~!」とワクワクな気持ち。

66km地点までアップダウンが続く道と、トンネルを5個ほどくぐります。

しっかり給水としゃり玉を食べて、いざ!なめとこライン!!!

8時近くなってきて気温がそろそろ高くなってくるかな?と思いきや、20℃~23℃くらいであまり気温も変わらずで良かったです。

数々のトンネル。。。

「このトンネルの中走っていくの!?怖いのですが…!!」

まるで千と千尋の神隠し。。

トンネルを抜けた頃には別世界に着いちゃったり。。。なーんて考えるぐらいキツイながらもまだ余裕はありました。

長い所では約2km近くトンネルの中を走ることも(笑)

静かなトンネルの中をランナーさんの呼吸音と足音だけが響き渡るあの瞬間は味わったことのない空気感に包まれました。

さらに真っ暗で進んでいる感じがしない。果たしてこの奥に抜け出せる出口はあるのだろうか。

まさに「人生」といった区間でした。

これまでも辛いこと、楽しいこと色々あって28年間生きてきてこの長いトンネルのように苦しいこともあったじゃないかと。

だからきっと今ここを頑張ればいつか光が見えてくるであろうと信じて一歩、一歩足を進めていきました。

40km〜60km 人生最長距離の領域へ

40km〜50km 58分30秒

50km〜60km 1時間00分20秒

フルマラソン通過が3時間55分ぐらいで飛ばしすぎず良いペースで来れたかなと思います。これまで先日の距離走55kmまでしか走ったことがなかったのでここからは未知の領域に入っていきました。

50km過ぎ、前半並走し先を行っていた仲間と合流。

レースもいよいよ半分来た。

なかなか気持ちも苦しくなってきたけど、チーム仲間の力は偉大で励まし合いながらリズムを作っていくことが出来ました。

知らない人同士でも良いので、近くを走るランナーさんに付いて走った方が絶対に良いと思います。一人になると身体だけではなく精神的にも来るのでできるならば人を見つけながら走る事をオススメします。

60km〜80km

60km〜70km 1時間03分50秒

70km〜80km 57分09秒

スタート地点で荷物を預けておくと、67km過ぎ地点にドロップバックを受け取れるエイドステーションがあります。

山を下りきってからこちらのエイドステーションに着くまでが一気にキツくなり、平坦が少々長く続くので把握しておくと良いです。

私は特に手荷物預けはしませんでしたが、ここで用意した補給を取ってる人もいらっしゃいました。

スタートからジェルを10個持つのが嫌という方はこちらで預けられるのでご安心を!

私はというと…

ひとまず座って休憩!(笑)ちょっとさすがにキツイかも!と一番絶望的になった場所。

(なので68kmのラップが多めに加算されています)

しかし、ボランティアの方とたくさんコミュニケーションが取れたことが非常に楽しく元気をもらえた事でまた次のエイドに向けて走り出すことが出来ました。

私は60km~80kmが一番きつかったです。

気持ち的にも、身体的にも。

そこで、超ピッチで小刻みに進むこととと、下りでなるべく着地衝撃を受けないような走り方を試みたところ、痛みも和らいできてなぜか復活!!!!

さぁ、あと少し…!

フルマラソン1回分はもう切った!!!

80km〜ゴール

80km〜90km 53分15秒

途中お手洗いで誤って時計を止めてしまい300m程ズレてしまいました。

補給をしっかり取ったことと、しばらく静かな森の中を14km程走れたおかげで涼しくて回復。ここが太陽カンカン照りだと苦しい走りになっていたかもしれませんが、ここは走りやすいので体力余っている方はしっかり攻めていける区間だと思います。

ラスト5kmを切りました!

最後の5kmは田んぼ道をひたすら真っ直ぐに走り抜けます。

日影がまったくないので暑さを感じました。最後の給水所はもう終わりだからとスルーはせずしっかり水を取ることが大切です。

98kmぐらいに最後の上りがあります!ラスボス感が漂いますが気持ち的にはもうここまで来たらあと少し!頑張っていこう!と気持ちは前向き!

ゴールが近づくたびに、感情が二つに分かれていきました。

「もう一刻も早くゴールして解放されたい!」という気持ちと、足はもう限界突破しているのに「100kmの旅が終わってしまう!」と名残惜しい二つの感情がまさにラストシーンそのもの。

ゴール!!!!

ゴールテープを持ちながら、「バンザーイ!バンザーイ!」とスタッフさんが迎え入れてくれてとても嬉しかったです!!!

ここまで来たぞー!やったぞーー!!とこれまでの苦しい記憶はここですべて飛んでいきました。

まさかの女子総合7位入賞!

宝物がまた一つ増えました。

100kmを共に走り抜いた「グリセリンマックス」

今回初ウルトラの旅を共にしてくれたのは「GlycerinMAX(グリセリンマックス)

この大会に向けてしっかり履きこんでからレースで使用したこともあり、レース後に爪が黒くなったり、血豆や水膨れ等のトラブルもゼロ。

改めてレースで使うシューズは直前に購入するのではなく、1カ月半前ぐらいからしっかり履き慣らしてから使用することをオススメします。

このグリセリンマックスは見た目の厚さからして超柔らかいシューズかと思われがちですがそうではありません。

~今回のレースでグリセリンマックスの良かったところ~

・靴底が広い設計により安定感抜群!

・沈み込みがない分レスポンスが速い

・ロッカー構造で後半疲れた時、自然と足を前に進ませてくれた。

・アップダウン多いコースに最高。特に上りがスイっと進む

・クッションがしっかりと着地の衝撃から守ってくれた

何一つもトラブルなしで最高のシューズと100kmの旅を走ることができ、とても楽しい時間を過ごせたのでウルトラマラソンに適していると自信を持ってオススメできるシューズです!

ぜひLSD用やウルトラマラソンのシューズ探しにお困りの方には候補にしていただけたらと思います。

グリセリンマックスレビュー&ウルトラに向けた練習はこちら

まとめ

人生初のウルトラマラソンを走って人生観が変わったと思うぐらいに貴重な経験が出来ました。

そして大好きなBROOKSのシューズとともに100kmを走りきれたことも、とても幸せなことでこの経験をまた多くのランナーさんに伝えながら、シューズのアドバイスにも活用していきたいと思います。

岩手のみなさま、運営関係者のみなさまもとても温かくて素敵な大会なのでぜひ来年参加してみてください!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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