2023.9.16(最終更新:2023.9.16)
9月1日(土)、2日(日)に開催されたOSJ安達太良山トレイルにて8月に発売された新作の”カスケディア17”を履いて出走してきました!
前作のカスケディア16との比較と実際にレースで使用した走行感をレビューしていきたいと思います。
大幅にリニューアルされたオールラウンダー”カスケディア17”
カスケディア17
カスケディア16
<カスケディア17とカスケディア16のスペック比較>
カスケディア17 | カスケディア16 | |
価格 | 19,800円(税込) | 16,500円(税込) |
重量 | 約310g(27cm/片足) | 約330g(27cm/片足) |
厚さ | 前足部23㎜-踵部31㎜ | 前足部21㎜-踵部29㎜ |
ドロップ | 8mm | 8mm |
ミッドソール素材 | DNA LOFT V2 | DNA LOFT V2 |
軽量化された箇所として”シュータン(靴のベロの部分)が薄くなりました”
手前がカスケディア17、奥がカスケディア16。カスケディア16は少し肉厚なシュータン。カスケディア17はほんの少し薄くなりましたね。
肉厚すぎてしまうと、逆に甲周りが苦しい・・・というお声も店頭であったので16の時のフィット感を残しつつも、少~しだけ薄くなりました。
座布団並みに分厚かったシュータンから変わったことで甲周りの強い締め付けがなくなり絶妙かつ最高なフィット感になるのです。
そして、やはりBROOKSといえばヒール部の安心感!
ロードシューズだけでなく、トレイルランニングシューズもしっかり感もありながら、優しく足を包みこむことから激しく動くトレイルランニング中も足が中で動くことがありません!
大きいサイズを選んでしまっていたり、踵のフィット感が甘い靴ですと急斜面の登りでは少し踵がおいてかれてズレるケースも聞いたことがあります。その隙間から小石や土も入りやすかったり・・・
しかし、カスケディアではそれが起きない。
※しっかり踵をトンットンッをして靴を履くことが大前提ですヨ!
<アウトソールラバーの改良>
上:カスケディア16 下:カスケディア17
以前までは、ベターっとしっかり貼られたラバーでしたがここも軽量化された一つの理由になります。
前足部部分は矢印方向に向いており、不整地でしっかりグリップしながらも前へ前へと進みやすくなっていまして、中足部はあえて矢印の形状ではなく平行四辺形にすることで着地時に地面を捕らえて安定感を生み出す形状に。
踵部は前足部の逆矢印になる事で、グリップさせるばかりではなく程よく必要な滑り感があります。
不安な滑り感ではなく、必要な滑り感です。←(ここ重要) ラグの高さはカスケディア16よりもカスケディア17の方が低くなりました。
よって、トレイルランニングをされる方にはより良くなったと感じます。
それはなぜか
カスケディア16の方がラグが深い分ガチっとしていて一つ一つのブロックが大きくしっかりしています。
急斜面や岩場、水捌けの悪いグチャっとした場所でも不安がないくらいのグリップ力。ブルックスのトレランシューズの中でもカスケディア16が一番滑りにくいのではないかと思います。
山の路面に不安があって滑るのが怖いという初心者ランナーさんにおススメのモデルです。 トレイルランニングではなく、軽登山や歩きメインの方にもピッタリです。
一方でカスケディア17は、ラグが低くなった分より走る人にはちょうど良い浅さになりました。
その理由として、トレイルランニングのレースでは一見ずっと山道を走るイメージをお持ちの方も多いと思いますが、すべてが不整地と限りません。
大会によっては最初と最後がロード、または第一の山から第二の山へ行く際ロードの下り道や峠を走ることも結構あります。その際にやはり”ロードの対応力”があるトレランシューズというのは、トレイルランナーにとってかなり重要視するポイントの一つになります。そこでやはり軽いに越したことはありません。
ラグが低い分グリップ力が劣るの?と疑問点が湧いてくるかと思いますが、全く問題なしです!
やはりそこは”カスケディア”なので、しっかりと粘着度のあるTrail Tack Green Rubberがしっかりとしていることで滑る心配もなし!
掴むところはしっかりグリップ、時には必要な滑り、ロードでも速いペースにも対応してくれる事でカスケディア史上最高のオールラウンダーに変身したのではないかと考えます。
<レースでの走行感>
さて、ここからは上記のシューズのご説明に加えてレースでの走行感などをお伝えしていきます。今まで出走してきたレース用シューズは”カタマウント”でした。
むしろ”カタマウント”以外レースは考えられない!というぐらいの気持ちでしたが、今回の安達太良山トレイルでまさかのレースシューズチェンジ。
そんなカタマウントしか!なスタッフが今回カスケディアで出走するぐらいカスケディア17が上出来でありました。 今回の安達太良山は活火山というのもあり、さらっとしたサーフェスでしたのでグリップ性を重視したカスケディア17の方が今回のコースに適していると判断しました。 1km~2.5km程の歩行区間もあり、速く歩行するためにも軽量化されたカスケディア17でぐんぐん前へと走ることが出来ました。
ご褒美の絶景。
登りできついはずがすっかり忘れさせられるぐらい魅了される。
サラッとした土俵でも足元が滑る事なく走ることが出来たので、Trail Tack Green Rubberの性能もバッチしな事を確認できました。
岩場がゴロゴロな下りでもトゥーガードの補強がされていることから、つま先がぶつかっても ケガすることなく指先を守ってくれて安心。
岩場の下りを不安なくガツガツ下る事ができたのもカスケディア17だったから。
今回好き放題に走り、登りは絶景を楽しみつつ下りも躊躇なく走る事が出来たのもシューズへの信頼があったからです。
しっかりとした作りだけでなくDNA LOFT V2のミッドソール素材のおかげでクッション性もあり、ダメージが少なく走力レベルを問わないモデルなので手を伸ばしやすいと思います♪
<会場での様子>
BROOKSブースにて試し履きも行いました。サイズ感は気持ち大きめということもあり、サイズアップ必須ではありません。
前足部も広いトゥーボックスになっております。 ”カスケディア17”と”カタマウント2”の2モデルをご用意。
店頭では不整地での試し履きはできないので、イベントなどで実際に試し履きができるのは良い機会ですね!
(トンボもたくさん遊びに来てました♪)
BROOKSアンバサダーの皆さんとRunHappy。
結果として女子総合2位。お天気にも恵まれて、NEWシューズと気持ち良く走ることが出来ました。
ゴール後の豚汁は最高の1杯
福島の酪王カフェオレ
レースの後はご褒美補給。美味しいものを食べるために日々走る方も多いのではないでしょうか♪
こういう楽しみも含めて走ることもRunHappyですね!
BROOKSの定番トレランシューズのカスケディア17、ぜひお試しください!
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~BROOKSについて詳しく知りたい方~
BROOKS販売員 常駐店 西武池袋本店 8F(南B10番地/シューズ売り場)に2名BROOKSスタッフがおります。
シューズのラインナップも豊富にご用意ございますのでぜひお気軽にご相談ください。
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