皆様こんにちは!
シーズンインされたランナーの方も続々と増えてきましたね!春夏の練習の成果は出せましたでしょうか?
また新たに課題が見つかりご自身の走りの振り返りとともに、シューズの見直しをされている方のご相談も店頭で増えてきました。
さて今回は、「誰もがカーボンシューズを履けば良いってもんじゃない」を訴えかけるノンカーボン厚底シューズのハイペリオンマックスをご紹介してまいります!
ハイペリオン◯◯が多くて整理がつかなくなってしまうので今回分かりやすいように前回ご紹介した「ハイペリオン」と「ハイペリオンマックス」を比較しながらまとめていきます!
数字で見るハイペリオン兄弟
Hyperion(ハイペリオン)
価格:20,900円(税込)|重量:215g(27cm)
ドロップ:8㎜|ソール厚さ:中厚底
ミッドソール素材:DNA FLASH|カーボンプレート:なし
Hyperion MAX (ハイペリオンマックス)
価格:24,200円(税込)|重量:220g(27cm)
ドロップ:8㎜|ソール厚さ:厚め
ミッドソール素材:DNA FLASH|カーボンプレート:なし
ハイペリオンとハイペリオンマックスの違いその①
まずは見た目からも分かるようにミッドソールの厚さが違います!
ハイペリオンは22mm-14mm ドロップ8mmに対して
ハイペリオンマックスは26mm-18mm ドロップ8mm。
そしてどちらもプレート一切なしのノンカーボンシューズという所がポイント!
ミッドソール素材はどちらも同じものでモチっとソールの「DNA FLASH」なので一言でいえば「ハイペリオンを分厚くしたのがハイペリオンマックス!」ということになります。
ハイペリオンとハイペリオンマックスの違いその②
アウトソールラバーの形状が違う。
【ハイペリオン】
ハイペリオンは前足部にしっかり貼られたラバーが面でとらえて、蹴り返した際の跳ね返りで前へ進む感じです。どちらかというと「the自分の足で走ってる」感があるシューズ。基本の基を作るためには大切な存在であります。
【ハイペリオンマックス】
ハイペリオンマックスは、ラバーをベターっと貼るわけではなくS字のように中央をほんの少しくり抜き、着地から蹴り出しまでをスムーズに送り出してくれる形状になっています。
ラバーの厚さは軽さを出すためにハイペリオンよりは薄目にはなっていますが、この形状の貼り方と、グリップ力も問題なし!
ここであまりにも軽量化に重点を置きすぎてアウトソールラバーを薄~くしすぎない所がさすがBROOKSです(拍手!!)
ハイペリオンとハイペリオンマックスの違いその③
つま先の反り上がりが違う。
ハイペリオンマックス
ハイペリオン
ハイペリオンマックスの方がつま先の反りが強いのが写真からも分かるように推進力が全く違うのです!
先ほど述べた、アウトソールの形状+つま先の反り上がり+DNA FLASH素材のモチっとソールでハイペリオンよりも高い反発と推進力が高くなることで、体重移動をスムーズに導かれて楽~に走らせてくれます♪
ハイペリオンマックスの足入れ感
若干ではありますが、ハイペリオンマックスの方が少し幅広目でアッパーの生地がハイペリオンテンポと似ていて少々伸びます。
(※ハイペリオンとハイペリオンテンポはアッパー素材は違います。ひとつ前のブログ参照)
ハイペリオンテンポとサイズ感は同じでOK!
ハイペリオンよりも指先部分のトゥーボックスが広い作りなので足が薄い方は、逆にハーフサイズダウンまたはテンポの方が足に合うかと思います!
こちらも少し足にお悩みある方は特に前後サイズをお試しください!
そして、これまた最高なのが踵のフィット感!!!
踵が最高なBROOKS・・・・
ハイペリオンマックスは、ハイペリオンエリート(カーボンあり)の一つ下に位置するハイペリオンマックスですが、普通2番手のレーシングシューズだったら軽量化を図り踵の作りを薄ーくして軽さを出すはずなのに妥協しない。
BROOKSは踵が良い!!!!
大事なことなので2回言います。
踵がすんっっっばらしいフィット感なのです!
レーシングシューズなのになにかを諦めない姿勢・・・・私がBROOKSを好きな理由はここ。
ハイペリオンファミリーの新星、ハイペリオンマックスが登場するまで
まず、かつては「ハイペリオンエリート(カーボンプレート入り)とハイペリオンテンポ(カーボンプレートなし)の2種類のみの展開でした。
初めてのフルマラソンに向けて、マラソン練習をしていた時。
ポイント練習(インターバル、ペース走等)は基本ノンカーボンのハイペリオンテンポ。
少し設定タイムがきつい時にはカーボンプレートが入ったハイペリオンエリートを使用して助力をもらっていました。
その使い分け方法は良いとして。
直面したのが...
マラソン練習には必要な「距離走」
当時、初めてシューズのチョイスに悩み、距離走に使うシューズとして心の底から納得のいかない時期がありました。
30km~40km走をある程度のペースで行う上で、「ハイペリオンテンポだと足が疲れてきた後半にもろ地面に足が近い!!」ということ。
軽量でポンポン走れていたのが足が疲れてくると幅広の私には横幅もきつく感じてしまいました。これは私の足が悪いので皆様がそうとは限りませんが、やはりソール自体は厚底には分類されません。
▷▷私にとっては「インターバル」「ペース走・変化走」「速めのJOG」用として使用しています。カーボンシューズに比べて自分の足で走る分、多少きついですが基礎を作るためには必要な存在です。しっかり自分の足で地面を捉えるセンサーは失ってはなりません。
薄さを感じることから、ハイペリオンテンポよりも厚さがあるカーボンシューズのハイペリオンエリートで距離走をすると「なんだかカーボンの無駄遣いしている気がする...。ここまで頑張ろうとしてくれなくて良いのだけど...」という気持ちに。
なおかつ、カーボンシューズ特有に起こる足底の痛み…。楽に、速く走れる代償に痛みが残りやすいのは次の練習に繋げていくにもスムーズではないなと感じます。
そこでその時に思っていたのが「エリートの厚みでカーボンプレートがないものがあればなぁ。」
そんな心の中で思っていた矢先になんと!!!!!まさにこんなシューズが欲しいと願っていた
\ハイペリオンマックスの発売~~~!!!/
2023年1月1日に仲間入り。
心のなかで思っていたことが通じたのか、ノンカーボン厚底レーシングシューズのハイペリオンマックスがハイペリオンファミリーに仲間入りしたのです!!
待ってましたーーー!!
ハイペリオンとハイペリオンマックスの履き分けについて
ハイペリオンマックスが登場したことで今は以下のように使い分けをしています。
ハイペリオンエリート(カーボン有)▷レース・TT・強度高いポイント練。
ハイペリオンマックス(カーボン無)▷レース・ポイント練習(10000m以上のペース走・変化走)。距離走(25km~30km走)
ハイペリオン・ハイペリオンテンポ(カーボン無)▷ポイント練習(8000mまでのペース走・変化走)。インターバル走、スピード練(400m・1000m・2000mインターバル走)
このように、ハイペリオンマックスが仲間入りしたことでより細かくシューズの使い分けができるようになりました。
カーボンシューズは耐久性も低い為、ガシガシ使いすぎてしまうとすぐに寿命が来てしまうので大事な時に履くというのも一つポイント。カーボンシューズを温存してしっかりポイント練習をしたい時に活躍してくれるのがハイペリオンマックスだと思います。
レース用に使いたいという場合は4時間15分~サブ4を目指す方に一番おススメしたいです。それ以上のサブ3.5の方までもOK!
履き分けと言ってもハイペリオンファミリーをコンプリートするのは大変です!
今お持ちの大切なスタメンシューズのどの位置を入れ替えをするか、ご自身が目指す目標はどこなのか、よりレースに向けて楽しくなるシューズのご提案を一人、一人に合わせてお話出来たらと思います!
きっとあなたのマラソンシーズンを共に駆け抜けてくれる相棒に。
ハイペリオンテンポがBROOKSに大旋風を起こした時のように、有力なシューズだと思っています。マラソンシーズンは特にこの子さえいればどんな練習も乗り越えられると思います。
ハイペリオンマックスぜひ一度お試しください♪!
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~BROOKSについて詳しく知りたい方~
BROOKS販売員 常駐店 西武池袋本店 8F(南B10番地/シューズ売り場)に2名BROOKSスタッフがおります。
シューズのラインナップも豊富にご用意ございますのでぜひお気軽にご相談ください。
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